夢が導いた一冊 -カリール・ジブラン著『預言者』との再会、そして過去世の記憶へ

夢が導いた一冊 -カリール・ジブラン著『預言者』との再会、そして過去世の記憶へ

2009年5月。私はクンダリーニ覚醒者のもとで霊的探究を深め、日々意識の変容を体験していた。

そこでイニシエーション(儀式)で使用した花を乾燥させた、特別なエネルギーフラワーと出会う。この花は自己の深い変容を促すと言われるほど高次元の高いエネルギーを持ち、私は夜、枕の下に置いて眠るようになった。

すると、不思議な変化が起こり始める。

夢を鮮明に見るようになり、目覚めても夢の内容をはっきりと覚えているようになった。そして夢の中には、象徴的で具体的なメッセージが現れるようになっていった。

その中でも、忘れることのできない夢があった。

海辺の岸に、一艘の船が静かにつながれている。

すると、船の下から本棚がゆっくりと姿を現した。

本棚にはたくさんの本が並んでいる。

その時、岸に立っていた一人の女性がこう言った。

「リズ・ブルボーの本の下にある、黒い本が見たい」

その言葉は、船の近くにいた女性へ向けられていた。

しかし、その船の近くの女性は黒い本を取ろうとはしなかった。


そこで、夢は終わった。目覚めた私は、その夢がただの夢ではないことを直感した。

私の当時のパートナー(元妻)に話すと、彼女はすぐにパソコンを開き、「黒い本」「リズ・ブルボー」など夢に出てきたキーワードを一つひとつ入力し夢の中の本を探し始めた。

そして、ついに見つけた。それがカリール・ジブラン著 『預言者』 だった。

黒い装丁。夢で見た本、そのものだった。

夢は、現実の一冊の本へと私を導いていたのだった。


しかし、この出来事の本当の意味を知るのは、それからずっと後のことだった。

チャネラー ミッシェルノブコを通して、大天使ミハエルからのメッセージを受け取るようになったある時、自らの過去世について知らされる機会が訪れた。

そこで明かされたのは、私が過去世において「預言者」という役割を担っていたということだった。

その瞬間、長年心に残り続けていた夢と、『預言者』という一冊の本が、一本の線でつながった。

あのときの夢は、本を探すためだけの夢ではなかった。それは、魂が自らの記憶へ戻るための道しるべだったのである。

船は人生という旅を象徴し、海は集合意識や魂の深層世界を表し、船の下から現れた本棚は魂のアカシックの記憶。

そして、黒い本は、まだ開かれていない魂の叡智と過去世の記憶そのものだったのかもしれない。


夢は未来を予言するだけではない。ときに、魂が歩んできた長い旅路を思い出させるために訪れることがある。

あの日、夢に導かれて出会った一冊の『預言者』という本。

それは偶然ではなく、スピリットが魂が自らに贈った「再会」のメッセージだった。

今振り返ると、その夢は、私がこれから歩む霊的探究の人生、そして魂の使命へと続く最初の扉だったのだと感じている。

これからの新しい宇宙時代において、過去世に経験している魂のエッセンスと今世で探究する内容を融合させて、新しい現世を作り直すことを期待している。



*上記の画像の中で、当時手に取ったのは上部の『The Prophet』佐久間彪訳。後年、他の訳者版も手に入るようになり、集めるようになった。

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